【あなたの自律】PTAを辞めるということ【本当の意味での関わり】

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やっと「PTAって必要なの?」「PTA辞めたい」という話を公に口にしても大丈夫な時代がやってきています。

だけど「そんなこと言っても辞められないんだけど!」という人もまだまだ多いはず。

「PTAを辞めたら」のシリーズでは、実際に小学校のPTAを辞めた私が、PTAを辞めるまで、そして辞めてから、について全5回で書いていきます。

第2回では「子どもの学校生活サポートに関する要不要」を考えるポイントをお伝えします。

第1回「そもそもPTAって何なんだ?」はこちら

PTAを辞めるということとサポートの要不要

第1回の記事でも書いていますが、子どもが健やかに成長するために周囲の大人のサポートは欠かせません。

自分の子どもの成長にたくさんの人が関わってくださっているように、誰かの子どもの成長にはあなたも関わっています。

だから、PTAに加入している・していないは、実際のところ子どもの学校生活のサポートや成長のサポートに関係ありません。

それではここから3つ、学校だけではできないことの例を挙げます。

①清掃
②備品の追加購入
③地域との関わり

ではこの3つ、詳しく見ていきましょう。

①学校だけではできないこと:清掃

学校の清掃は、普段の子ども達の掃除だけでは行き届かない場合が多くあります。

また教員が日常的に学校の清掃を隈なく行うことは無理ですし、それは業務の範疇ではないでしょう。

(直せば使える)備品の修理なども、子どもの学習サポートに必要です。

これは保護者がボランティアでサポートできると良いと考えます。

ただ、保護者も自身の仕事や介護、育児など諸事情があり十分に参加できない場合があります。

そんな時は、それこそ資金を寄せ集めて外部に委託することも考えれば良いと考えます。

②学校だけではできないこと:備品の追加購入など

もちろん学校には予算がありますから、最低限の学習環境を整えることは可能です。

しかし急な大物備品の故障による新品購入や、保護者が希望するような学習活動をさせたい場合、追加の備品購入ができないこともあります。

よくPTAでは「テントの購入」などをしますね。

こういったものも、本当に必要であるならば保護者が資金を出し合えばいいと思います。

ただ、経済的に無理な家庭は出さなくてよいのです。なぜなら学校で使うものは子ども達全員が等しくその益を享受すべきだから。

もし自分の子どもだけが利益を受ければいいと考えているなら、大きなテントを保護者自身が購入して学校側と協議し、自分の子どもだけが益を受けられるよう交渉してみればいいと思います。

それが真っ当な大人のやることかどうかは、ここでは言及しませんが。

③学校だけではできないこと:地域とのかかわり

バザーも地域の人によるイベントもそうですが、学校だけでは地域とのかかわりを学習内に入れることは難しいです。

しかし子どもの成長は学校だけでおさまるものではないので、どうしたって学校と地域社会は連携する必要があります。

ただこれも、私たち「学校外」の人間が積極的に子ども達の学習活動に関われば、別にPTAがなくても平気だと思います。
「アタックPTA」経験したから見えることもあるはず

その活動はPTAじゃなきゃできないの?

さて前項で述べた①~③は現在基本的にPTAが担っている活動です。

これ、どうでしょうか?PTAがないとできないことなんでしょうか。

私はそうは思いません。

いずれも保護者が「自分のできる範囲で関われば」PTAという組織がなくてもできることです。

例えば①の清掃は、保護者が自分の空いている時間を利用して学校に掃除に行けばいいんです。

別に●月●日と指定された日に行かなくても、自分が行ける時に行けばいい。

②の備品購入は学校側が適切なヘルプを出す必要もあると思います。

保護者側だけでは、今の学校に何が必要でどんな状況になっているかわかりにくい部分もありますから。

③の地域とのかかわりに関しては、自分が得意なことを子ども達に伝えたい人は自分から動けば良いと考えています。

ということを考えるとつまるところ、PTAをなくせない根底には「私たち保護者が子ども達の教育を学校に丸投げしている」側面が見えてきます。

また一方で学校側も「保護者に対して上手に情報公開・伝達ができていない」状況があると思えます。

加えて、学校側は適切に内情をオープンにできていない環境があるでしょう。

ここがもっとオープンになったら「いじめ問題」や「隠ぺい体質」も今より風通しが良くなると思えます。

学校側が保護者に適宜適切なヘルプを出せていたら、PTAがなくても保護者と学校は分かり合える部分が増えるでしょう。

ただ何より重要なのは、そのヘルプに対して私たち保護者が「そんなの学校のやることじゃないの!?」と思わず、関わろうとし関わることです。

何しろ、子どもは社会全体が関わり育てていくものですから。
良質なPTAとは?参考事例も見てみると勉強になります

まとめ

今回は「子どもの学校生活サポートに関する要不要」という内容でPTAについて考えてきました。

PTAは本来、子ども達の成長をサポートするボランティア組織です。

だから、この組織をなくしたいとか、この組織を辞めたいと思い実行するのであれば、私自身としては「自分でできる範囲」で子ども達の学習・学校生活に積極的にかかわる必要があると思います。

私はPTAという組織に加入している意義が見えなかったので、この組織を辞めました。

でも、辞めたからこそ、自分にできることは何か?をもっと真剣に考えるようになったし、わからないこと・疑問に思うことを学校側と協議したいと思うようになりました。

一人一人の保護者が子どもの学校生活と子どもの成長に正しい責任を持つ意識ができれば、PTAは自然瓦解する組織でしょう。
「PTA不要論」自分で考え、決断する大切さ

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