【PTAって何?】PTAを辞めるための基礎知識【PTAやめたい】

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PTAをやめたい。

わかります。その気持ち。

そんな私はPTAをやめました。すっぱりと。

でも「辞めたいけど辞められない」という理由や足かせがあることも、わかります。

今回はPTAを辞めたいあなたに、PTAを辞めるために知っておきたい基礎知識をご紹介します。

この基礎知識をしっかりと自分のものにしたおかげで、私は自分の考えをブレさせることなく、PTAを辞めることができました。

PTAって何?という基礎知識がわかれば、あなたにとってPTAが必要かどうか冷静に判断できるので、あなたも理路整然とPTAを辞められるはずです。

PTAってそもそも何?

PTAとは「Parent-Teacher Association」の略語で、そのまま直訳すれば「保護者・教職員(の)団体」です。

この団体には子どもは含まれていません。

子どもは(保護者がPTAに加入しているかどうかに関わらず)全員等しく活動の支援対象となっているから含まれていないのです。

PTAはいつできた?PTAの歴史~ルーツはアメリカ

PTAのルーツは1897年のアメリカに遡ります。

最初はたった2人の女性が立ち上げた組織だったそうです。

アメリカのPTAは団体が大きくなるに従い、政治色が強くなっているようですが、この団体が動くことで予防接種が義務化されたり、スクールバスの安全確保に意見できたりしたようです。

アメリカのPTAも日本と同様、学校ごとのイベント企画をしたりするようですが、教育や学校に対する関わり方・保護者の意識が日本とは異なるため、ベースとなる仕組みは同じでも、実際は大分異なっていると考えられます。

何より、アメリカのPTAは「毎年加入の有無」をとるのが一般的なのだとか。

そして保護者も「自分のできる範囲でボランティアに参加する」という意識が強い傾向があるようです。

詳しくはWikipediaの「アメリカのPTA」をご覧ください。

PTAができた理由を知ると辞めやすい

ここまで、PTAって何?という超基礎知識と、PTAのルーツをご紹介しました。

ここからは日本にPTAができた理由を3つご紹介します。

経済的支援

日本でPTAの前身ができたのは明治時代まで遡り、最初は学校への経済的支援が専らの活動だったようです。

当時は学校の経済事情は地域で支えるという方針が強く、このため保護者は学校に対して経済的支援をしたり、物品の支援をしていたのだとか。

これ、現代ではほぼ必要ない理由ですね。

民主主義の練習場

第二次世界大戦後、これまでの教育方針が180度転換された日本。

GHQの介入もありつつ成り立っていった新しい教育制度では、とにかく「民主主義」を浸透させることが重要事項になっていました。

このため、会員誰しも意見を出すことができ、そして全員で協議する、というPTAは民主主義の練習場という位置づけとされていたようです。

保護者と教職員が足並みをそろえる場

戦後、これまでの指導方針が変わった学校では、教職員も「新しい教育」について学ぶ必要性が非常に高かったことは想像に難くありません。

ただこれは保護者も同じ。

戦後のPTAでは学校教職員と保護者が共に教育について学び、子どもにその学びを還元することで、「戦後という新時代を生きる子ども達」の健やかな成長をサポートするという役割を持ちました。

そう、戦後にできた現在のPTAの礎、その基礎理念は、とても立派なのです。

が、どうですか?これ、きちんと機能していますか?

ロシアンルーレットのように役員を回す方法や、会員が役員を引き受けられないやむを得ない事情を開示しなければいけない場合もある団体なんて、どこが「民主主義の練習場」なのでしょうか?

ましてや「任意の加入団体」なのに、加入の是非さえ問われない自動加入が未だにまかり通っているところまであるなんて、意味が分かりません。

戦後にPTAが掲げてきた理念は、保護者として子ども達のために心に持っておきたいものだと私は思います。

しかし現代においては、その「理念の発露」は別にPTAに属さなくてもできるとは思いませんか?

PTAを辞めても子ども達のサポートはできる

SNSが発達し、クラウドファンディングが個人でも立ち上げられる現代。

PTAじゃなきゃできない活動ってあるでしょうか?

本当にやりたいこと、子ども達の成長のためにしてやりたいことは、個人でもできるし、一人だけではできない活動なら色々なツールで仲間を集められる時代なんです、現代は。

学校の清掃を手伝いたいなら、個人的に学校の先生に交渉してもいい。

自分の特技や知識を子ども達に伝えたいなら、それも個人的に交渉すればいい。

学校の備品が壊れているのが気になるなら、仲間同士で資金を募って購入し、寄付すればいい。

そう、現在PTAが担っていることって、個人がその気になれば「自分の都合に合わせて活動できること」ばかりなんです。

私たち保護者に足りないのは「個人で動く勇気」、この1点。

自分のことは自分で決める。そして決めたことに責任をもつ。

これさえできればPTAはいつでも辞められます。

実際に私はPTAを辞めました。

PTAを辞めるまで「子ども達に何かデメリットがあったらどうしよう」と本当に悩みました。

でも、もし何かあった場合は、自分が決めたことに責任をもつためにも、冷静に根拠をもって、相手側と話し合いをしよう、と心に決めていました。

そしてこの気持ちを固めるために勉強した「PTAの基礎知識」はとても役に立ちました。

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