[3つのポイント]機能不全家族から未来を取り戻す方法[あなたは悪くない]

未分類

「家族がしんどい」

20年間、ずっと抱えてきた「家族へのしんどさ」を私は今、日常的には解消しています。

振り返れば、私が育った家庭は「機能不全家族 予備軍」でした。

「錬金かぞく」シリーズでは、私が生まれ育った家族が家族総出で負の連鎖から抜け出したその方法を、漫画で少しずつお伝えしていきます。

今回の記事ではあなたがあなたの人生を取り戻すためにすべき「思考転換」ポイントを3つご紹介します。

ご紹介する思考転換ポイント3つ
・子どもだったあなたに落ち度はない
・プロの手を借りるべし
・未来は「自分の」ためにある

機能不全家族と「恐れと怒り」

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という川柳がありますが、機能不全家族(一歩手前くらい)だった我が家にとって、両親はまさにこんな感じでした。

彼ら(両親)の感情が安定しない、特に怒りについて制御が難しいのは「社会に対する恐れ」「家族に対する恐れ」が根底にあったからだと、私は考えています。

両親も機能不全家族で育っているので、自分の親に対して「安定した愛情」を感じたことがないんですよね。
両親について詳細は「第3話」で

人間関係の根っこに「不安」を抱えて育った両親は、自分たちが相対する人が不安定になったら「とにかく威嚇」することで自身の身を守ってきたのだと思います。

それは「生き抜くため」の子どもの防衛本能だったのではないでしょうか。

彼らは人間関係において自分に恐怖を与える「幽霊」の正体を見極めないまま、恐れを抱いたまま大人になったのです。

きっと「そんなに怖がらなくても大丈夫」と言ってくれる大人が、彼らの身近にはいなかった。

不安を取り除く方法は、怒りではなく「抱擁」だと、彼らは知ることなく大人になったのです。

この事実に気づいた時、私の中の「恐れ」は溶けました。

私は、私を不安にさせている「幽霊」の正体が「枯れ尾花」だとわかり、それは、恐れることのないものだと、理解したのです。

この気づきによって、私は「ただ家族のために我慢していたこと」から私自身抜け出すべきなんだと、一歩を踏み出すことにしました。

私に必要だったのは、両親や家族に対する「理解と服従」ではなく、「正当な自己主張」と「自分の考えを相手に納得してもらうこと」、つまり彼らと正しい話し合いをすることでした。

子ども時代の「あなた」に知ってほしい

自分の人生を取り戻すため考えたい3つのポイント

機能不全家族で育つと、どうしても「家族のために」犠牲にした時間が出てきます。

それはとても悔しいけれど、事実。

でも、今後の時間まで「家族に捧げるかどうか」はこの記事を読んでいる「あなた次第」です。

一朝一夕に機能不全家族で育った「歪み」を正すことは難しいでしょう。

でも、一歩ずつでも、1mmずつでも、そこから抜け出すことは不可能ではありません。

ここからはあなたがあなたの人生を取り戻すために知っておいてほしい「思考転換ポイント」を3つご紹介します。

・子どもだったあなたに落ち度はない
・プロの手を借りるべし
・未来は「自分の」ためにある

では、この3つを詳しくみていきましょう。

子どもだったあなたに落ち度はない

私は、両親が怒らないようにするため、彼らの起源を損ねないため、自分の「欲求」を結構抑えてきました。

抑えていることにすら、気づかないようにもしていました。

しかし、それは自分自身に対して、誠実な方法ではありません……。

が、ここで間違えないでほしいのは、その選択について「自分を責めるのはNG」ということ。

子どもだったあなたが、家庭の中で生き抜くために自分を犠牲にしなければいけなかったことは、何も間違っていません。

むしろ、あなたは賢くここまで、よく生き抜いてきたのです!!

本当に、あなたはよく頑張りました。

子どもの頃のあなたと、ここまで生き抜いたあなたを、私は心から讃えたいと思います。

生き抜いたあなたは素晴らしい。

あなたは悪くない

プロの手を借りるべし

機能不全家族に育った人は、自分だけで自分の歪みを正すのは難しい場合も多くあります。

私の家庭は「機能不全家族一歩手前」と言っているように、とりあえず衣食住は整っており、進学などを妨げられず、また暴力や性虐待はありませんでした。

私はこの状況で、家を出て、教育について学び、周囲に心理学やカウンセリングなどそうした勉強をしている人がいたから、私は自分で自分の傷を癒す道を得られました。

ただ、あなたがそうした状況にないなら、私は積極的に「プロの手を借りる」ことをおすすめします。

カウンセリングには確かに「ピンキリ」がありますが、公的な機関に相談し、次に繋げてもらうのは「自分がどこをどう回復したらよいか」がはっきりするのでおすすめです。

すぐにプロに繋がるのが難しい場合は、スクールカウンセラーや職場のメンタルカウンセラー、職場での健診時に医師に聞いてみる、などすると良いですよ。

もしあなたに家族がいて、家族のなかに子どもがいるなら、子育て支援センターなどで「育児の相談の続き」的に話を聞いてもらって、親に対するカウンセリングの窓口を紹介してもらうのも一つの方法です。

未来は「自分の」ためにある

「私の人生は私のためにある」

私は長い間、この考えを定着させるのがとても難しかったです。

気が付けばずっと両親の顔色を窺って、家庭がうまく回るために気持ちをすり減らしていたので「自分のために生きる」という意味がよくわからなったのです。

でも、実家を離れ進学し、就職し、自分だけで作り上げた世界が広がるうち、自分の気持ちに正直になることを、少しずつ取り戻しました。

「自分は何が好き?」「何があると心地いい?」「何が嫌い?」「何が近くにあると不安?」

こうした選択を丁寧にしていくと、きっとあなたはあなたを取り戻すことができます。

私にとって、この感覚を取り戻すのに非常に役立ったのは「音楽」と「言葉」、そして「漫画」でした。

あなたのこれまでの人生、もし家族によって踏みにじられてきた日々があったとしても、これからの人生までそうなるわけではありません。

自分の家族の異常さに「気づいて」、そこからの「自立」を考えたあなたなら、あなたの未来を自分の手に取り戻すことは必ずできます。

あなたの未来は、確かにあなたの「手の中に」あるのです。


漫画 錬金かぞく④「あの頃の自分を褒めることにした」

錬金かぞく。

これは「機能不全家族」に片足突っ込んでいた(いや、もしかしたらもうなってたかも)私の育った家族が、どうやってその「負の連鎖」から抜け出したのかをゆるっと描いていく漫画です。

なぜ「錬金」なのか。

それは、私の生まれ育った家族が、両親も子ども達も、家族の誰もが傷つきながら「錬金」するように家族を作っていったから。

でも、その道筋は、簡単ではありませんでした。

第4話は「あの頃の自分を褒めることにした」編

アダルトチルドレンからの脱出

コメント

タイトルとURLをコピーしました