クロスフェード紹介。
今回は「Nighthawks」と「BEASTARS」。
「Nighthawks」米津玄師さん
米津玄師さんの楽曲「Nighthawks」。
Nighthawksは「アメリカヨタカ」という鳥の名前ですが、夜型人間を表す言葉としても使うそう。
夜型人間、そして歌詞の「ぽさ」から私が思い浮かべたのは「夜行性」。
何もないこの手で掴めるのが残りあと一つだけなら
それが伸ばされた君の手であってほしいと思う
作詞・作曲 米津玄師
この部分の歌詞が、どうにも私の中の『BEASTARS』の主人公と被ってしまって、アニメの主題歌にならないかな~とか密かに思っていたのでした。
ちなみに「Nighthawks」は米津玄師さんの4枚目のオリジナルアルバム「BOOTLEG」の12曲目に収録されています。
このアルバムの名前を冠したライブが、この上もなく素晴らしかったことはまた他の記事で触れようかと。
「BEASTARS」板垣巴留さん

板垣巴留さん作画の『BEASTARS』は「獣」が主役の青春群像劇。
連載中や単行本発売時は「動物たちのヒューマンドラマ」という語られ方もされているお話でした。
主人公はハイイロオオカミの❝レゴシ❞。登場当時は高校2年生(そこそこ優秀な学校「チェリートン学園」に在籍しています)。
大きな体躯ですが、猫背で弱気。基本的に争いごとがキライな性格です。
昆虫が好きでカブトムシを飼っていたりもして、優しい性格です。
レゴシの暮らす世界は「肉食」「草食」そして爬虫類や魚類など様々なアニマルがいます。
中でも「草食」と「肉食」の間には分かり合えるようで根本的に理解し合えないものが横たわっています。
その深い溝のような川のような、壁のような山のようなものを、草食動物も肉食動物も抱えています。
この世界に住む動物たちは表層を繕いながら、それでも本音をぶつけあいたいともがきながらいます。
そんな中、レゴシの通う高校で「食殺事件」が起こります。
レゴシと同じ演劇部員の草食動物が、何者かによって食殺されてしまったのです。
そんな不穏な事件と並行して、それでも流れる日々の中で、レゴシは恋に落ちます。
相手は自分の体の半分にも満たない真っ白なウサギの女の子。
種族、社会の偏見、大人の建前、裏で起きている真実。
レゴシはそれら全てを体と心で感じながら、飲み込まれた運命を泳いでいきます…。
個人的には、レゴシの「一歩一歩」自分のペースで進む姿と、それを圧倒するスピードでレゴシの人生を引っ張っていくウサギのハルちゃんのやり取りが大好きです。
ちなみに「BEASTARS」はアニメ化もされていて、連載はすでに終了しています。
コミックは全22巻。最後まで大好きで追っていた私は、最終回で「ああ~✨」と思いました!
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