[甘えていこう]産後うつチェック10項目[あなたは頑張ってるよ]

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妊娠って、不妊治療や妊活している人にとってはその期間も含め、産後まで驚く間もショックを消化する間もなくとめどなくやってくる津波に呑み込まれているような感じ(でした。個人的に)。

だから、産後うつって、本当は「産後」にやってきているというか、その前段階も含め、本当はもっと長期的なサポートが必要なことだと私は思っています。

今、産後でしんどいなって思っている方がいたら、全力で言いたい。

「あなたは頑張っているよ」

「赤ちゃんが、今日も生きている、そのことを継続できただけで、あなたは偉いよ」

もういいんです。親だからとか、母親だからとか。

しんどい時は、甘えていこうよ。

今回は「私は産後うつかな」とか「産後うつってどういうの言うのかな」とか思っている人に届くといいなと思っています。

産後うつのチェックリスト(10項目)に沿って、進めていきます。

産後うつチェック10項目

産後うつのチェックには「エジンバラ産後うつ質問票」というリストを使うようです。

ただ、私は初めて見ました。これ。

今は母子手帳とかにこの10項目って載っているんですかね?(私が現在小学生の子らを産んだ時にはなかったですが)。

ではその10項目をご紹介。

1.笑うことができたし、物事のおもしろい面もわかった
2.物事を楽しみにして待った
3.物事がうまくいかないとき、自分を不必要に責めた
4.はっきりした理由もないのに不安になったり、心配したりした
5.はっきりした理由もないのに恐怖に襲われた
6.することがたくさんあって大変だった
7.不幸せな気分なので、眠りにくかった
8.悲しくなったり、惨めになったりした
9.不幸せな気分だったので、泣いていた
10.自分自身を傷つけるという考えが浮かんできた

どうですか?当てはまりますか?

これはエジンバラ産後うつ質問票「EPDS」から引用しています(本物はこちらから見られます

私は、率直にこの聞き方じゃダメじゃない?と感じました。

だから、もうちょっと「日常」に合わせて考えてみました。

これから書く「日常の中の様子」に、あなたが当てはまってたら、本当に、もう、甘えよう!!!!

あなたは充分、頑張ってるから!!!

1.笑うことができたし、物事のおもしろい面もわかった

笑うことができるってことは、そもそもその余裕があるってことですよね。

物事の「面」なんて思えること自体、思考が整っている状況ですよ……。

この項目が出てきたとき、直近で笑ったこととか、面白いことが3秒以内に思い出せないなら「あー…自分、疲れてるわ」と思っていいんです。

頑張らなくてOK!!!とにかく寝ましょうよ(´;ω;`)

2.物事を楽しみにして待った

私は、子ども(特に第1子)が乳児の頃、物事を楽しみに待つことって1つもなかったです。

もしそれを「楽しみ」と言っていいなら「Eテレの時間」だけが唯一の楽しみ。

ただこれは自分が楽しむんじゃない。

その時間だけは、子どもが「自分で」楽しんでくれるから、ホッとできる。だから。

私は、ですが、第1子が乳児の頃、お出かけも、ご飯も、外食も、何もかも、全然楽しみではありませんでした。

全部、子どものペースで物事が運ばれるイベントのどこに楽しみを見出していいのか、産後の私にはわかりませんでした。

でも、例えば家にいて大変だろうと気遣って、休みの日にお出かけに行こうといってくれる夫に、それが楽しみじゃない(楽しくない)、とも言えない日々を過ごしたこともあります。

何かを本当に楽しみにしてワクワク待てたのなんて、下の子も幼稚園に入り、本当に自分の好きなイベントに自分一人で参加できるようになってからです。

楽しみなイベントがないよ……と思うこと、変じゃない。だって楽しめないって、なかなか。そんなの。

3.物事がうまくいかないとき、自分を不必要に責めた

この質問がすごく、違和感。

「不必要」って何?

親って、しかも産後すぐの親って、子どもに何かあれば、自分を責めちゃう人がほとんどじゃん!!!

まだ首すら座らない子どもの命を毎日繋げていくって、そんなに「当たり前」のことじゃない!!!!って声を大にして言いたい。

私は、子どもの泣き声に対してすごく敏感になっていました。

泣くってことは、何か不満があるんだよね???と不安になっていたし、だからずっと抱っこしてたし「育児をする自分」に対する他人の目もすごく怖かった。

何より、子ども自身の目が、きっと怖かったんだと思います。

「親としてちゃんとできてる?」

当時はこんな風に言語化はできなったけど今振り返ると、私はこのことに漠然とだけどずっと、囚われていたと思います。

何がうまくいっているのかも、何がどうなるとうまくいっていないのかもわからない状況で、いつも緊張していました。

4.はっきりした理由もないのに不安になったり、心配したりした

だから、心配なんていつもしてるんだって!!!これベースなんだって!!!!

と、本当に心からそう思います。

産後の親にこれ聞く?みたいな。

今は情報が多いので、新生児突然死症候群のこととかも、知っている保護者は多いと思います。

そういう情報に触れたり、乳児期からしていた方がいいこととか、もうとにかく、何かしらについて心配しています。

子どもが静かに寝ていれば、息をしているかどうか不安になって何回も起きてたし、グズればグズったで心配するし、自分が子どもに対して言ったこと・やったことが彼らの成長にネガティブな影響がないかな、とかも常に思っているし。

逆に聞きたいわ!!育児に不安を感じない親なんて、いるの?

5.はっきりした理由もないのに恐怖に襲われた

これも、はっきりした理由もないのに……って何だろうと思います。

「うわー怖い」

って原因ないのに思うってこと?

育児してて感じる恐怖って、結構どれも漠然だし、反対にはっきりした原因があって感じる恐怖とかって、子どもが大きくなってからの教育費くらいじゃないの?

とにもかくにも、子どもが小さい時の、産後うつになりやすい時期の親は、ほとんどみんな「心配している」し、「漠然とした恐怖感」をベースに抱いていると思ってほしい!

6.することがたくさんあって大変だった

育児ですることがないって人はいないんじゃないの?

お手伝いをしてくれる人がいたとしても、そういう人がいたらいたで、親は「自分ができることって何かな」って考えるし。

育児に関してすることが全然なくて平気だった、と言えるのは、乳母に全て教育を任せていた時代の話じゃなかろーかと思う。

第2子からは、ルーティンがわかるようになって新生児の扱いはしやすくなるかもしれないけど、兄姉がいる状態での赤子の世話は「それが初めて」だから、結局「すること」は増えているし、大変じゃないなんて言えない。

2歳の幼児をお風呂にいれつつ、新生児の世話をしていた頃、ルーティンとしては慣れてしまっていたから日々「大変~~」と思う気持ちは麻痺してなくなっていたけど、今から振り返って「あの時に戻りたい?」って聞かれたら、私は全力で拒否します。

だって、することいっぱいで大変だったもん!!!!!

7.不幸せな気分なので、眠りにくかった

不幸せな気分じゃないといけないの?これ。

眠りたい時に眠れず、起きてしまって目が冴えて、スマホ見ながらぼんやりして、眠くなったら朝が来る。

こんな日々をどれだけ積み重ねたと思っとんのだ!!!と聞きたい。

産後の人は不幸せだろうがなかろうが、自分のペースでなんか寝られないんだ!!!!

ちゃんと眠れないことがどれだけ日々のクオリティを下げるか。

不幸せだから眠りにくいんじゃない。これ、よく理解してほしい。

8.悲しくなったり、惨めになったりした

多分なのですが、悲しくなったり惨めになったりした、というのを今思っていない産後の人は、実際には一人もいないと思う。

でも、表面の意識として自分が「悲しいな」とか「惨めだな」と感じていることに気づかない人はすごく多いと思う。

だって、こんな気持ちに気づいたら明日から生きていけくなっちゃうじゃん。

子どもはもちろん大事だよ。そんなの大前提だよ。

でもさ、全く体型も変わらず、痛みも負わずに、自分の子どもを持てる人を目の前にしたら、「なんで自分だけこんなに(色々)痛いのよ」とか思っちゃうっつーの。

それがどんなに好きな相手の子どもだったとしても。

子どもを持ったことで何回転も、体や心や生活が変わっている自分と、これまでとほぼ変わらない(ように見える)パートナーの、その「生きている線」が全く違うことに気づいた時は悲しいとか惨めというより絶望だよ

だけど、そんなことに傷ついていたら、子どもの命を繋げていくことに支障がでる。

だから、何も感じないように蓋をしてる人は多いと思う

9.不幸せな気分だったので、泣いていた

だから、不幸せな気分じゃないと泣いちゃだめなの?

不幸せな気分で泣くとか普通じゃん!

不幸せな気分でもないのに涙が出るのが、大変なんじゃない???

第1子を生んだ後、理由もない(気づいてない)のに泣けた夜はたくさんあった。

その中には、子どもに対して愛おしさが溢れて涙が出たことももちろんあるし、その気持ちは今でも覚えている。

だけど、今も「あの時どうして泣けたのか」わからない日の記憶も、ある。

そしてあの時泣いた理由は、今もってわからない。

逆に、不幸せだからって明確に認識できて泣けたって記憶はないよ。

自分の気持ちを明確に言葉にできない、これこそが、産後うつに占める大きな気持ちだと思うんだ。

10.自分自身を傷つけるという考えが浮かんできた

自分自身を傷つける、これが自傷だとかリスカだとか、自分で自分の人生を終わらせようだとか「そんな風に思うから産後うつ」なのではない、と私は思っている。

自分自身を積極的に傷つけるってわけじゃなくて、自分を優先できる時間がほぼないってこと自体が、自分を傷つけると同意だと私は思っているのです。

子どもを育てているから、自分より子どものことを優先している親がほとんどで、外食したってゆっくり食べられないし、何なら毎日のご飯だって、何を食べたかわからないような状態。

お風呂だってちゃんと入れなくて、眠るのも足りていない。

これを「親だから仕方ない」っていう社会ってどうかと思う。

もし、彼氏や彼女のため、親のために、仕事のために「食事も満足にできず、お風呂もゆっくり入れず、睡眠も充分じゃない」ってなったら「ちょっと離れた方がいいよ」「それブラックだよ」となる。

なのに、子どもの時は「親が全て背負え」ってなんだそれ。

死ぬ気で生んだんだ。それだけで、体は充分傷ついたじゃないか。

もっと甘えていいんだ。もう、傷つけすぎないで。

ただただ、そう伝えたい。

子どもが今日も命をしっかり繋いだなら、それで満点だと思う。


まとめ

今回ご紹介した産後うつのチェックリスト(10項目)は、現時点で産後うつの状態をはかるベースの質問として広く使われているそうです。

内容を読めば、もちろん、言わんとすること・(親側に対して)知ろうとしてくれていること、はわかります。

でも、本当はそこじゃないんじゃないの?と思う点が、私にはたくさんありました。

子を産み、育てている。

この社会の中で、これをこなしている人は、それだけで頑張っているよ。

その頑張っている人がこれ以上しんどくならないように、私としては、少しでも、時間をあげたい。

親業が何かと比べて大変とか大変じゃないとか、そんなこと言う気はない。

ただ、自分がやってみて「あの時(産後)の自分は、自分の感情に関するあらゆるものに蓋をしているのに、子どもを守ることだけには毛を逆立てている」というすごくアンバランスな状態だったって思える。

だから、どうか、この10項目にたとえチェックが入らなくても、子どもと関わるあなたは頑張っているって思ってください。

そして、もし、許されるなら、どうか少しでも寝てください。

そして、育児について誰かを頼ってもいいと、自分を許してください。

その誰かが、パートナーであればいいけど、リアルにどうしても言いづらいなら、5チャンで言いたいことだけぶちまけて、そっ閉じしてもいいし、ノートにぶちまけて、捨てたって構わない。

明日を迎えるあなたを、私は、待っています。

「子育ては“科学の知恵”でラクになる」Nスぺ見て勉強になりました

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