朝倉さやさん|「東京(山形弁ver)」|いづまでも忘れねじぇ遠いふるさと

音楽紹介

「創世のアクエリオン」のカバーなどで非常に伸びやかな声と確かな歌唱力が注目を集めている朝倉さやさん。

今回は彼女のオリジナル楽曲から「東京(山形弁ver)」をピックアップしてご紹介します。


朝倉さやさんってどんな人?

私が朝倉さやさんについて知ったのは、確かローカルラジオのリクエストに「東京」がかかったのがきっかけだったと思います。

現在私は関西住みなのですが、関西ローカルのラジオに朝倉さやさんがゲスト出演していて、その際、今回ご紹介している「東京」がリスナーリクエストでかけられたと記憶しています(2013年頃のはず)。

お話されている様子はまだ若い、可愛らしい女性って感じの印象だったのですが、その歌声は力強くて空に溶けていくような美しさで、その時していた作業の手を思わず止めて聴きいったんですよね~…!

ではそんな朝倉さん、Wikipediaではどんな紹介がされているのでしょうか?

朝倉さやさんの基本的なプロフィール

生誕 1992年6月29日
出身地 山形県山形市
ジャンル J-POP、民謡
職業 シンガーソングライター、歌手
担当楽器 ボーカル、三味線
活動期間 2013年 –

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/朝倉さや

朝倉さんは山形出身のシンガーソングライターなのですが、本当に歌唱力が抜群

感情のこもった伸びやかな歌声は聴いている人の心に晴れ間を呼んでくれるような気持ちよさ!!

音程もしっかりしていて、歌声からは「歌うことが好きなんだろうな」という気持ちが伝わってくる感じがします。

音程について少し触れましたが、彼女の歌声がぶれずに伸びやかであるのには秘密があって……彼女、実は民謡日本一に2回も輝いているんですね!

そりゃーその歌唱力は本物のはずだ~~~と感心してしまいます。

日本一になるってただ好きなだけじゃなれないと思いますし、きっと彼女は歌が好きってだけじゃなくて人一倍努力をしてきたんだろうな、と私は思います。

公式チャンネルはある??

さて朝倉さやさんの楽曲をまだ聴いたことがないという人には、ぜひ1度その美声を耳にしてほしいのですが……。

で、YouTubeを探したところ、彼女はYouTubeに公式チャンネルを持っていました!

ここにはたくさん楽曲がアップロードされていたのですが、ありました!!「東京」のPVも!!

ただ、YouTubeにアップされていたのは「山形弁ver」ではなかったんですね……( ;∀;)

私は標準語verも好きなので、ぜひこちらも聴いてもらいたいのですが、もし気になった方がいらしたら「山形弁ver」も聴いてみてくださいね♪

「東京(山形弁ver)」に思うこと

私は方言が好きです。

私自身も地方出身なので(今は関西住みですが、出身は中国地方です)、どの地域の方言も「その土地の血肉」を感じられてもう、しびれるくらい好きです。

どの地方であっても、方言ネイティブの方ならおそらくおわかりになると思うのですが、方言ってホントに「方言でしか表せない」表現があるんですよね。

例えば私の出身地である岡山には「しわい」という方言があるのですが、これは説明が難しいんです。

よく例として挙げられるのは渋柿を間違って食べたような感じの時に「しわい」って言うよ、とかあるんですけどね……でも標準語に直して「渋い」という意味合いだけではない感情的な空気が、この言葉には込められています。

だから、その風土で育った感情と血肉を背景にもった上で使われる方言って、きっとどの地域のものも標準語に訳しがたい言葉ってあると思います。

しかし、自分の生まれ育った場所の言葉を大事に想う人は、きっと出身地を離れた場所で生きることになった場合、同じように地方から出てきた人に対して「地方出身」ってくくりで優しさをもてる気がします。

それが田舎にはない日本の中で一番都会な場所、「東京」でならなおのこと……という感じが私にはします。

方言で歌われるからこそ……

先述の通り、私は中国地方出身で、山形には知り合いもいないので山形弁を芯から理解することはできないと思います。

けれど、方言という「各地の血肉」が言葉となっている表現で歌われると、なぜでしょう、自分にとって山形弁は身近でない方言のはずなのに、標準語のものより心にグッとしみ込むんですよね。

標準語で「狭い夜空」と歌うより、山形弁で「狭っこい夜空」と歌った方が、本当の感情がそこにある気がするんですよね……。

スマートでない、泥の匂いや土の匂い、山のざわめきや夜の匂いは方言で歌われるからこそ、胸にその情景がまざまざと浮かび上がるように感じるのです。

自分自身も地元を離れてすでに20年近く経ちますが、「空を見上げることが増えた」のは地元を出てからでしょう。

「この空はふるさとに繋がっている」と実感をともなって経験したから、「この空は地球全部とつながっている」、「みんなみんな、同じ空の下に生きてるんだな」と体に染みて理解したように思えます。

すでに私の言葉は関西イントネーションっぽい部分もたくさんになりましたが、やはり根底には自分が育った場所の言葉が染みついていて忘れることはありません。

自分が生きてきた土地の血肉から生まれた方言たち。朝倉さんの「東京(山形弁ver)」でその素晴らしさがもっと広まるといいなぁと願ってやまない私でした。

おわりに

今回取り上げた朝倉さやさんの「東京(山形弁ver)」は公式チャンネルなどにPVも挙がっていませんし、気になった方はぜひ音源を購入してDLしてみてください。

もしくはレンタルショップで収録アルバムを借りるとか……地元のラジオ局にリクエストを送りまくるとか 笑。

朝倉さんは現在、モンスター級に売れているミュージシャンなどに比べれば「まだまだこれから」という人かもしれません。

それでもあの表現力はもっと認められていい!と思うので、こうした記事で朝倉さんのことがもっと多くの人に知られるといいな~と思っています♪

では最後に、前回の音楽紹介がスピッツだったこともあり、朝倉さやさんによるスピッツ「楓」のカバーを……♪


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