[実践済みの2つの方法]機能不全家族から抜け出すには【漫画 錬金かぞく②】

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「家族がしんどい」

20年間、ずっと抱えてきた「家族へのしんどさ」を私は今、日常的には解消しています。

振り返れば、私が育った家庭は「機能不全家族 予備軍」でした。

「錬金かぞく」シリーズでは、私が生まれ育った家族が家族総出で負の連鎖から抜け出したその方法を、漫画で少しずつお伝えしていきます。

この記事では次の2つをご紹介しています。

機能不全家族から抜け出すために気づくべきこと
・抜け出すために必要な2つのポイント

どうかこの記事が、あなたの人生を好転させるきっかけになりますように。

機能不全家族から抜け出すには

機能不全家族から抜け出す大事なポイントは2つ

・自分の家庭が「機能不全」だと気づく
・自立できる力をつける

私自身の経験から、機能不全家族から抜け出す基本的なポイントはこの2つに尽きます。

ではなぜこの2つが非常に重要なのか、詳しく見ていきましょう。

自分の家庭が「機能不全」だと気づく

機能不全家族、特に「予備軍」くらいの家庭の中にいる人の多くに当てはまるかと思うのですが

「そうは言っても自分の家族はまともなはず」

という思考がどこかにあるということ。

基本的に第1弾の記事に記載しているチェックポイントに当てはまるものがあるなら、それは家族として「危機的」と思っていた方がいいです。

そして「うちは〇〇さんの家よりはマシ」とか思うのは今すぐ止めましょう。

家族って外から見ればどの家庭もマシに見えるもの。

家族の中にいることがしんどくて、それが家族内で相談し合って改善できないのであれば、家族は正常に機能していません。

機能不全家族から抜け出す最初の一歩は、何よりも「自分の家族は機能不全なんだ」と客観的に気づくことなんです。

蛇足ですが……私は大学で教育や心理の勉強をし「発達障害」について学びました。

この「発達障害」の勉強と出会ったことは自分の家族を本当の意味で客観視し、またその後、自分自身や生まれ育った家族を立て直す重要なきっかけになりました。

自立できる力をつける

機能不全家族から抜け出す方法の2つ目、それは「自立すること」です。

ただ学生さんなどですぐに自立が難しい場合もあると思います。

そういう時は、とにかく「自立できる力」を養うことが大切。

私自身は地方都市の中でも田舎エリアに生まれ育ったので、当時の自分にできることは「勉強すること」でした。

勉強をすれば、たくさんの視点を身に付けられます。

地元から抜け出す道も開けます。

私には道をそれることで家族から抜け出すような、そんな度胸はありませんでした。

私にとってとにかく穏便に、正当な方法で、家族から抜け出すには「勉強して地元から抜け出す」ことが何よりも近道だったのです。

私は大学進学を機に、地元を離れ、そこから地元には帰っていません。

離れたからこそ、家族の再構築に役立つ力も付けられました。

私は家族……両親が嫌いだったわけではありません。できれば「普通の」家族になりたかった。

それを叶えるためにも、私は自分の家から抜け出し、力をつけて家族を立て直す道を選んだのです。

ただ、機能不全家族に育った人には、家族とすっぱり縁を切った方が幸せになる方も多いかと思います。

そうした人は、とにかく自立し家族から物理的に離れて、自分の幸せをつかむ道を進むことをおすすめします。

私は進学先で(学部的に)勉強する機会があり自分自身のカウンセリングを実践しましたが、自分を立て直すためにカウンセリングが必要な人は、本を読んだりプロの手を借りるのも大切です。

自己カウンセリングの一助になる本

機能不全家族と母親

機能不全家族においては、父親が酒乱だったり威圧的だったりギャンブラーだったり、と何かしら父親がトラブルメーカーになっていることが多いかもしれません。

私自身も、自分の家庭が歪んでいるのは「ただただ父親が威圧的だから」と思っていました。

小学校高学年くらいまでは、純粋にそう思っていたように記憶しています。

しかし、実は父親だけが機能不全であるなら、それは「機能不全家族」ではなく「機能不全な父親」なんですよね。

でも、そんな機能不全な父親の存在を家庭の中でのさばらせるには、父親の伴侶である「母親」も欠かせません。

機能不全な父に対して、そこに機能不全な母がいるから、家族は「機能不全家族」になっていくのです(逆も然り)。

我が家の母は、手に職を持つ女性だったので経済的に自立した人でした。

家事もしっかりできますし、父のように言葉を荒らすことはありませんでした。

でも、父の威圧的な態度のしわ寄せが子どもに向かうことを、止められる人ではありませんでした。

もちろん、母が父に正常な交渉ができない原因は父自身の威圧的な態度にありました。

それでも、3人姉弟の中間子である私が、家庭がうまく回るように振る舞い行動していることに、両親は依存していたと思います。

私は「家のことをよく手伝う子」「言わなくてもできるしっかりした子」というオブラートに包まれる形で、この家の人柱になっていたと、思っています。

「どうして私ばっかり?」

という憤懣に、真正面から応えてくれる親は、我が家にはいませんでした。

「どうして母は、助けてくれなかったんだろう?」

父の威圧的な態度。

母が見て見ぬふりをしたこと。

これに気づいたことで、私はきっぱり、一度この家族から離れなければいけない、と気づけました。

親との関係を見直すきっかけになる本


漫画 錬金かぞく②「あなたに頼っていることはわかってる」

錬金かぞく。

これは「機能不全家族」に片足突っ込んでいた(いや、もしかしたらもうなってたかも)私の育った家族が、どうやってその「負の連鎖」から抜け出したのかをゆるっと描いていく漫画です。

なぜ「錬金」なのか。

それは、私の生まれ育った家族が、両親も子ども達も、家族の誰もが傷つきながら「錬金」するように家族を作っていったから。

でも、その道筋は、簡単ではありませんでした。

第2話は「あなたに頼っていることはわかってる」編

母は悪くない、と思う人も多いですが、機能不全家族に関しては「母の立ち位置」もしっかり見つめなおす必要があります。

もっと詳しく知りたい方は↓の書籍などを参照にしてみてください。

自分の親を冷静に見つめなおすために

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