万葉集の完全に趣味が専行した勝手な解釈「一首目」

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以前、どなたかのブログかネットの記事で、古文の現代語訳・意訳・自由訳を読んでいて、とても楽しかった。徒然草だか何だかが、ギャル語?か何かで訳されていたものがあったのだけれど(記憶が曖昧すぎる)、古文でもなんでも、とっかかりの間口は広い方が絶対いいと思う。言葉は伝わらないと、意味を持たないことが多いし。そんなこんなで、完全に趣味で万葉集を訳していこうと思った。完全に趣味だし、訳してみるとギャル語だろうが現代の若者言葉だろうが、訳にはセンスがとっても必要だと痛感。センスはないけど、まぁ、独断専行なので、ボチボチやっていこうかと。


第一首目 雄略天皇の御歌

籠もよ み籠持ち 掘串(ふくし)もよ み掘串(ぶくし)持ち
この丘に 菜摘ます児
家聞かな 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて われこそ居れ しきなべて われこそ座せ われこそは 告らめ 家をも名をも

☆自由な現代語訳☆

基本的に、元の歌を忠実に現代語訳したもの。古典の辞書を引きつつ、教科書にあるような訳、かな。
☆☆訳☆☆
なんと美しい籠をもつ女性(ひと)よ 堀串すらも美しい堀串を持つ女性(ひと)よ
この丘で菜を摘む、きみのことだよ
きみはどこの家の娘(こ)なの?名前は何というの?
ほら、空から眺めてもすばらしいこの大和の国を 全て治めているのは私なのだよ
その私が、(きみのために)家柄も名も 名乗るくらいの気持ちだよ

☆現代事情に合わせて訳してみたら☆

現代語訳をする際に、持っているアイテムをそのままにすると、現代感が出ないので、ない知識を振り絞って、現代っぽくしてみようと……試みてみたら、やっぱりセンスないことが発覚。まぁいっか。
☆☆訳☆☆
あの子のバッグ、めっちゃセンスいい!あのタブレットケースもヤバイ!あ、ガン見し過ぎてバレた……?でもバレてもいい!カフェのカウンターでコーヒー飲みながら仕事の電話してるあなたのことが気になるんだよ!!あ~…声かけたい…俺なら「親のコネも人脈も自由自在なんだ!」って、声、かけて~……。

☆岡山弁でいってみよう☆

私は岡山市出身なので、基本的に自分に根付く言葉は岡山弁だ。今は10年単位で関西住みだけれど。というわけで、自分にとって操りやすい、岡山弁で訳した物を最後に。
☆☆訳☆☆
でーれーええ籠を持つひとじゃ 堀串やらもでーれーええが
そこの丘で菜っ葉摘んどるあんたのことじゃが
あんたはどこの娘でぇ 名前はどうゆんかな
見てみられぇ このでーれーすげぇ大和の国を 全部治みょーるのはワシなんよ
そのワシが、あんたのために家柄や名前やこーも 名乗りてぇよんじゃが


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